子どものトピックス TOPICS

感染情報(5月)

感染情報(5月)

 ひゃくにちぜき
百日咳

主に10代後半で流行している細菌感染症です。

感染経路

せきなどによる飛沫感染です

 

症状

年齢予防接種(5種混合ワクチン)を受けたかどうかなどにより大きくことなります。

・典型的な症状は予防接種をしていない乳児に多く、初めはせき、鼻水などのかぜ症状から始まり1~2週間でせきがひどくなります。その後夜間に5~10回以上続く連続的なせきこみと、直後に息をヒューッと吸いこむ発作が出るようになります。せきあげ、顔の赤みやまぶたのはれ、目の充血などもみられます。合併症として
肺炎や脳症などがありますが、合併症がなければ熱は出ません。なおるまでに2ヶ月近くかかります。 
 

生後1ヶ月未満の赤ちゃんではせきの発作は少ないのですが、呼吸が止まったりけいれんするなどして死亡
することもあります。

・また予防接種を受けた小児や大人では、せきが長引いたり連続性のせきがみられることはありますが、典型的なせきの発作はなく、症状が軽いため見すごされ、知らぬ間に赤ちゃんへうつしていることもあります。

 

治療

抗生剤です。早く飲まなければききませんが、ご家族へうつさないためにも、症状がみられたらなるべく早めに受診するようにしましょう。

 

予防

生後2ヶ月から予防接種(5種混合ワクチン)を受けることができます。早めの接種を心がけましょう。

 

医療法人KLC キッズランドクリニック