子どものトピックス TOPICS

感染情報(10月)

感染情報(10月)

マイコプラズマ肺炎
例年に比べ多いです

原因
肺炎マイコプラズマという微生物(びせいぶつ)の感染です

感染経路
せき、くしゃみ、また接触でも感染します

好発年齢
幼児から若い成人で、7~8歳にピークがあります

症状
感染から2~3週間で発病し、発熱、頭痛などが起こります。
せきはその3~5日後に始まることが多く、
徐々に強くなり解熱後も3~4週間続きます。
鼻水などは幼児で多く見られます。
声がれ、のどや耳の痛みおなかの症状も起こり、
胸痛は約25%で見られます。
また発疹が6~17%で見られます。
喘息の様にぜーぜーいうこともあります(40%)。
割と元気な場合が多いですが重症化することもあり、
中耳炎、髄膜炎(脳を包む膜の炎症)、脳炎、心筋炎、
肝炎、膵炎(すいえん)(膵臓(すいぞう)の炎症)、
関節炎、貧血
などが起こることもあります。

治療
特定の抗生剤しか効きません。
咳止めや熱が高ければ解熱剤などは症状が楽になります。
水分補給と安静はとても大切です。

出席基準
症状が回復すれば出席できます
(明確な基準はありません)

予防
ワクチンはなく、
手洗いうがいなど基本的な予防対策になります


医療法人KLC キッズランドクリニック